私はチラシやホームページ、その他全ての広告に対して、綺麗なデザインよりも「文章(コピー)」が大事だと言っています。
セミナーや、広告作成の依頼を頂いたクライアントさんに一貫して伝えています。
集客の成果は、デザインよりも文章に深く関わっているからです。
ただ売りたい商品の文章を書けばいいというものでもありません。
「あること」をしなければ、お客様に売れる文章を書けないのです。
そのあることとは、「超訳」です。
「超訳」とは、外国語を一度直訳調で訳したものを、日本の読者向けにさらになめらかな日本文に書き換えたということである。(出典:ブリタニカ国際大百科事典)
広告の場合、はじめから日本語で作るから、超訳の必要はないと普通は思いますが、日本語にこそ超訳が必要だと私は考えます。
なぜなら、仕事のプロになればなるほど、一つの仕事を極めれば極めるほど、「お客様の気持ちがわからなくなる」ということが起こるからです。
例えば、コーヒー豆屋さんとして10年間、営業してこられたオーナーさんは、「コスタリカ豆が」とか「デカフェのブレンドを」とか、専門用語を接客中に使ってしまいます。
お客様の心理は専門用語を知らない自分が勉強不足なのだと、その場ではオーナーさんに聞きにくいのです。
そしてそのオーナーさんは、お客様が知ってると思い込んで専門用語を多用します。
ここでお客様とオーナーさんの間に、知識のギャップが生まれてしまいます。そうすると、お店や商品の本当の良さをお客様に100%伝わらず、お客様がお店に定着しないのです。
ここで必要なのが、オーナーさんの想いをお客様に伝わる言葉に「超訳」する作業です。
ただ、オーナーさんは自分の仕事にどっぷり浸かっているので、どんな言葉がお客様に伝わりにくい専門用語かがわかりません。。。
ですので、広告屋さんに広告制作を依頼されるときに、この「超訳」作業もしれもらえるかを確認した方がいいですね。
なんなら広告に載せる文章は、広告屋さんに丸投げできるならした方がいいです。なぜなら広告屋さんはオーナーさんの仕事に対しては初心者なので、お客様の立場に立ちやすいからです。
お客様の立場に立って広告を作るということを大切にするためにも、「超訳」した文章を広告に載せるようにしましょう。
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